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精子提供を始めたきっかけは、女友達の死でした

重いタイトルになりますが、事実を述べます。

私は大学生の頃、仲のいい女友達がいました(Hとします)。その頃は彼女も別にいたし、恋愛対象ではなかったですが、同じサークルで話が合うのでいい友達と思っていました。

あるとき、Hから「頼みがある」と言われました。何やら深刻な面持ちをしていたので、いつものようにふざけた調子ではなく、真剣に「なんでも話してくれ」と言いました。

「大学を卒業したあと、精子を提供してくれない?」

一度「はい?」と聞き直してしまいました。Hのことは、一回もそういう対象に見たことがなかったからです。

事情を詳しく聞いたところ、自分は結婚するつもりはないけど、女性として子どもは欲しいということでした。「まだ若いし、焦らなくてもそのうち相手は見つかるよ」と私は言うのですが、「そんなことは保証できないから、どうしても欲しい」と言われました。こちらがいくらなだめても聞いてくれないので、少しイライラしてしまい、「彼女もいるし、ご両親にも申し訳ないので、そういうことは絶対できない。考え直せ」とキツく言ってしまいました。Hは「わかった」と言って、すごすごと帰っていきました。

それが私がHを見た最後の姿となりました。

Hはそれから大学に来なくなり、一週間後に「自殺した」という連絡が入りました。Hの両親から話を聞いたところ(Hの両親は自分の両親と知り合いで、仲が良かったのです)、遺書を見せてくれることになりました。遺書には、「自分は女性しか愛せずに、結婚できる気がしない。一人で生きていく自信もないし、打ち明けて差別されるのも耐えられないので、死を選びます」ということが書かれていました。

私はやりきれない気持ちになりました。「なんであのときにもっと真面目に話を聞いてあげられなかったのだろう」と思いました。それから、Hのような不幸な人を絶対に出さないようにしよう、ということを人生の目的にしました。

しかし、日本の社会は、シングルマザーやLGBT・GIDに非常に厳しいです。基本的に彼女たちに公的な扶助はないし、精子提供や不妊治療も受けられません。差別もまだ激しく、自殺したという話もH以外によく聴きます。

そこで自分が立ち上がるしかないと決心して、精子提供をするに至りました。私がHにしてしまったことはもうやり直せませんが、一生をかけて困っている方を救っていきたいと思っています。

シングルマザー希望、LGBT・GID、無精子症で悩んでいる女性は、いつでも連絡してください。私に貴女たちを助けさせてください。

お問合わせはこちらのページからお願いします。

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